私たちの子供の頃は戦時中で、お雛様を飾って楽しむなどは全然出来ない時代でした。色のきれいな折紙などもありませんでしたが、それでもあり合わせの紙で、簡単な「お雛様」を折って 雛遊びをしていたことを思い出します。
最近、折紙をよく折っているので、雛祭りの時期になり、お雛様をまた折り出しました。十五人揃いはちょっと大変なので、内裏様だけ幾組か折ることにしています。
 
■ 紙雛十五人揃  

阿部たづなの 「紙雛17種」は季刊「をる」の1994年冬号に写真が載っていたもので、気品のある折雛に魅せられ、折図を参考に折ったものです。
折図は内裏様(男雛、女雛)だけで、その他は、発表された時代の古い折図の写真が載っていただけでしたが、それを現代の折図ではどう表現されているか比べながら折ったものです。掲載の写真と同じように白い和紙を切って折りました。
1枚の四角の紙で、よくまあ品格、動きまで表現できるものだなあと感心したものです。
その後、近所の折紙好きのおじさんから、折紙協会の機関誌に載っていた「お雛様15人揃い」を見せて頂き、それも折って見ました。、
こちらもよく似ています。冠などの切り込みはありませんが、,五人囃子や仕丁の手足の動きがうまく表現されていて、パントマイムを見ている様に思いました。

 


右の画像はフォトモーション(ズーム)を使ってみました。
画面にマウスを入れると拡大鏡で見ることができます。


サムネールをクリックして画像を切り替えて下さい。
 左 阿部たづなの 「紙雛17種」を参考
 右 折紙協会の機関誌 「お雛様15人揃い」を参考





紙雛十五人揃 2種



  ■  お気に入りの雛は、いろいろな紙で幾組も折っています  
 
 
 
 
■  重ね折りの雛と、かわいい雛たちのコレクション

折り雛は、伝承されてきているものや、折紙の本に発表されているものなど沢山あります。重ね折り雛は、高校の先輩が出された本だと言うことで買い、折ったものです。
また折紙本から、かわいい折り雛たちをあつめて折って見ました。
    

重ね折り雛
この本には用紙が全部セットされていました.